パンフレットにオススメの印刷用紙は?【用紙の種類と特徴】
2021.06.08
こんにちは、パンフレット王国の河合です!
突然ですが、印刷用紙にも種類があるのをご存じですか?
「コート90kg」や「マットコート135kg」なんて言葉を耳にしたことある方もいると思います。
この言葉は印刷用紙の名称です。
しかし名称といっても一体何を表しているの...?って感じですよね。
そこで今回は印刷用紙の種類と特徴などをご紹介させていただきます!
またパンフレットを作るときにお勧めの用紙についてもあわせてご紹介しようと思います!
過去にも印刷用紙について一覧表で簡単に紹介している記事をだしています。
お急ぎの方や軽く理解できたらいい…という方はこちらの記事をチェック!
→[印刷用紙の違いとは?](表はPC表示版で見ることをお勧めします)
1.印刷用紙の名称
冒頭では「コート90kg」や「マットコート135kg」という言葉が印刷用紙の名称を表している、と簡単に説明しました。しかしこの名称が何を表しているのかよくわかりませんね。
用紙の名称というのは以下のルールで構成されています。
つまり「コート90kg」というのは、コートという紙質の厚みが90kgの用紙のことをさします。
じゃあ次に、厚みが90kgってどういうこと?って感じですよね。
印刷用紙の厚さは1枚1枚「mm(ミリメートル)」で表してもイメージが湧きにくいです。
そのため印刷用紙を1000枚重ねた時の重さで厚さを表しています。
重さの数値が大きいほど紙は厚くなり、金額も高くなります。
1000枚重ねた時の重さで表す理由は、もともと製紙メーカーと印刷会社が印刷用紙を“重さ”単位で量って取引をしていたからです。
原紙の売買は一回に数十万枚~数百万枚に及ぶため、枚数で数えていると効率が悪くなってしまいます。
そこで“重さ”単位での取引を行い、それがそのまま“厚み”の単位として用いられるようになりました。
2.印刷用紙の種類
世間一般で使われている印刷用紙で、ほとんどの割合を占めているのが3種類あります。
それぞれの紙質の特徴とメリットやデメリットを紹介させていただきます。
①コート紙
コート紙はおもて面とうら面、どちらにも微光沢があるのが特徴です。
用紙の表面にコート剤(顔料)をつけ、機械で均一に加工した滑らかなツヤがあります。
印刷特性に優れているので、写真などが綺麗な画質で印刷されます。
また色の表現にも向いており、彩度の高いカラー印刷や、一般的な商業印刷に広く用いられています。
印刷品質の高さを求めるなら、コート紙の使用がお勧めです。
コート紙のメリットは、用紙に光沢があるため作品に高級感を出すことが出来ます。
また前述通り、色の表現に優れているので、写真や彩度の高いカラー印刷にも向いています。
反対にデメリットとしては、筆記性が低く、筆やボールペンによる書き込みには向いていません。
②マットコート紙
マットコート紙はコート紙よりも光沢を抑えた画用紙のようなマットな質感をしています。
コート紙と比べると光沢がないので、「半光沢紙」と呼ばれることもあります。
色の発色はコート紙に近く、印刷後のインクの沈みが少ないため、ボリューム感のある仕上がりになります。また光沢がない分コート紙のつるつるとした感じを抑えられるので、落ち着いた雰囲気の作品に仕上げることもできます。
マットコート紙は、マットな仕上がりでくすみ感が強く、コート紙に比べると若干彩度が落ちてしまうデメリットがあります。
しかし反対に、色の再現性に優れているので、見た目の質感よりも綺麗に発色してくれます。
また筆記性も高くペンや筆の書き込みにも向いています。
③上質紙
上質紙は一言でいえば、一般的なコピー用紙と同じような質感の印刷用紙のことです。
おもて面とうら面どちらにもコーティングされておらず、光の反射がないため読みやすく、書籍などの文字を主体とした印刷物に広く利用されています。
上質紙の質感はマット紙と同じですが、印刷時にインクのにじみが発生するので、インクを多量に使った写真印刷にはあまり向いていません。仕上がりもマット紙よりもくすんだ色味になります。
しかしペンや筆で書き込むときに、多少のインクのにじみは出ますが筆記性には優れています。
また厚みの種類が多く、ペラ紙のような薄いものから、ポストカードのような強度の高い厚みがあるものまで揃っています。
ほかにも紙に色のついた色上質紙はカラーが豊富で、様々な印刷でよく使用されているので、用途幅が広いのも上質紙の特徴の一つです。
おまけ:特殊紙
特殊紙は紙自体に着色や模様などの特殊な加工が施してある印刷用紙のことです。
雪のように白い「アラベールスノーホワイト」や、ワニ皮模様の「クロコグロス」という名称の用紙があり、製紙メーカーがそれぞれ独自に開発しています。
(私個人としては、「五感紙(王子エフテック株式会社)」と「新・星物語(特殊東海製紙株式会社)」という、特殊紙が好きです。特に、新・星物語は星が散りばめられたような加工がされていて可愛いです。よかったら調べてみてください!)
3.パンフレットにお勧めの用紙は?
①オススメの印刷用紙
パンフレットを作成するうえでオススメの印刷用紙は「コート紙」と「マットコート紙」です。
コート紙はカラーが鮮やかに再現される特徴があり、裏うつりしない性質もあります。
そのため両面印刷・写真印刷に適しています。
しかし書き込みしたい時は、サインペンなら問題はありませんが、ボールペンは書き込みしにくく、鉛筆では書き込むことが出来ません。
書き込み問題を解決するのが、マットコート紙です。
2-②でも説明した通り、コート紙よりは写真の鮮やかさが劣りますが、光沢感が抑えられた落ち着いた雰囲気での仕上がりが可能です。
そして書き込むことに関しては、サインペンは書き込みしやすい、ボールペンも書き込むことが出来る、鉛筆は書き込みしにくいが書き込むことはできます。
まとめると、鉛筆で書き込むときに、コート紙では全くできませんが、マットコート紙であれば多少は可能です。(とても書きにくいですが...)
ボールペンの場合は、コート紙は書きにくい、マットコート紙は書きやすいって感じですね。
サインペンは両方特に問題なしって感じです。
紙の厚さでお勧めするのは「135kg」です。
68,75,90kgは薄いので、パンフレットよりも折込チラシ向けです。
110,135kgはパンフレット向き、180kgは名刺やはがき向けです。
弊社が一番お勧めするのは「マットコート135」です。
余談ですが、「アート紙」というコート紙よりもさらに光沢感が強い紙もあります。
こちらは書き込まないことを前提に作成するのであればお勧めです。
値段は少々高くなりますが、光沢がある分鮮やかなカラー表現が可能です。
より品質を重視する場合や、美術館のパンフレットに向いています。
②不向きの印刷用紙
では次に、パンフレットを印刷するうえで、不向きな用紙の種類は「上質紙」と「色上質紙」です。
どちらも2-③でご紹介したものですね。
上質紙は表面にコーティングされておらず、コート紙に比べて色の鮮やかさが再現されにくいです。
またインクが乾きにくいので、インクを多量に使う写真印刷にはお勧めしません。
色上質紙の場合は、上質紙に薄い色がついたものなので、性質は特に変わりありません。
しかし「下地に色がついている」という点が他にはない特徴なので、その色を生かしたデザインを作成するといいかもしれません。
まとめ
今回は印刷用紙について色々ご紹介させていただきました!
世間一般で使われることの多い印刷用紙の3種類をおさらいです。
・コート紙:ツヤのある色表現に優れた印刷用紙
・マットコート紙:光沢を抑えた落ち着いた感じの印刷用紙
・上質紙:書籍や文字印刷に適した印刷用紙
・特殊紙:紙自体に着色や模様などの加工が施された印刷用紙
そして、パンフレットを作るときにお勧めの用紙の種類は、
「コート紙・マットコート紙・アート紙」
特に「マットコート紙135」が弊社のおすすめです。
反対に不向きなのは「上質紙・色上質紙」です。
デザイン次第ではいいかもしれませんね。
印刷物というのは、デザインによって印象が変わるだけではありません。
使用した紙も印刷物のイメージに大きく関わっています。
用紙の種類や厚さにもこだわって、受け取ったユーザーの印象にも残るようなパンフレットを作っていきましょう!
弊社では、パンフレットやチラシ・会社案内など様々な印刷物のご依頼を承ります!
印刷料金のご相談など、お見積りはお気軽にお電話ください!
その他気になる点・ご質問などございましたら、お問い合わせください。
愛知県名古屋市の会社案内・パンフレット制作・カタログ制作・チラシ制作
デザインなら名古屋パンフレット制作王国まで
TEL:052-861-3773
メールでのお問い合わせはコチラ
〒468-0065 愛知県名古屋市天白区中砂541
★公共交通機関でお越の方は
地下鉄名城線「八事駅」より市バス「島田住宅行」乗車、市バス「島田橋」下車、徒歩3分