新聞折込とポスティング、どちらが効果的?【比較してみた】
2021.08.30
「チラシを配布したいけど、新聞折込とポスティングどちらががいいのかな…」
「折込からポスティングにしたら、反響率はどのくらい変わる?」
こんにちは、パンフレット王国の河合です!
チラシを配布する時、冒頭のように悩むことはありませんか?
実際どちらの方が効果的なのかってよくわかりませよね...
そこで今回はチラシを配布する際に特に利用頻度の多い新聞折込とポスティングについてご紹介します!
この2つの違いも比較してみたので、チラシ配布をお考えの方はご参考にしていただければと思います!
1.新聞折込
新聞折込は、数枚のチラシが束となって新聞に挟まれて届くもののことで、折込チラシと呼ばれることもあります。新聞を購読している家庭に、新聞休刊日以外毎日届きます。
折込チラシは広告審査を通過したチラシのみが配布され、新聞と共に届くことが加味されているので、信頼性の高い広告です。
新聞折込を行う場合は、折込会社に依頼をして、実際に折り込みをするエリアや部数を決めます。
その後、チラシは新聞販売店に納品されて各家庭へと配布されていきます。
新聞折込は「折込チラシが欲しくて新聞を購読している」という主婦もいるくらい、地域の情報が詰まっているツールです。
2.ポスティング
ポスティングは、各家庭のポストへ直接投函することです。
「チラシ投函禁止」と書かれたポスト以外にはすべて投函することが出来ます。
投函禁止と書かれたポストに投函することは可能ですが、高確率でクレームが来ることでしょう。
ポスティングを行う場合は、ポスティング会社に依頼する方法と、自分たちで投函する方法があります。
特に広告審査もないので、基本的にはどのチラシでも投函することができます。
紙だけではなく、郵便ポストに入るサイズであれば、サンプルなどの試供品を付けることもできるので、自由度は高いです。(詳しくは3-④参照)
しかしチラシがぐしゃぐしゃの状態で投函されていたり、公序良俗に反するチラシが投函されることも少なからずあります。
そのためポスティング自体にネガティブなイメージを持つ方もいます。
3.比較
新聞折込とポスティングの特徴は知ることができましたか?
続いては、どちらが効果的なのかを以下の7つの項目に分けて比較してみましょう。
※新聞折込は折込会社に、ポスティングはポスティング会社に依頼した場合としての比較です。
①費用
②スピード・配布日の指定
③配布エリア
④配布媒体
⑤配布枚数
⑥セグメント配布
⑦反響率
①費用
まずは費用について比べてみましょう。
新聞折込はエリアとチラシのサイズ、チラシの厚さによって料金が変わります。
A4~B4のサイズで、約3円前後で印刷することができ、比較的安価といえます。
変形チラシや冊子の折込の場合は料金が上がりますが、枚数が少ないことで単価が割増しになることはありません。
ポスティングの場合はどうでしょうか?
こちらは新聞折込と比べるとやや高く、3~8円前後です。
とはいえ、地域やポスティング会社によって価格が異なるため、2~5円前後と、新聞折込とあまり変わらない価格でできる場合もあります。
ただし、試供品などを付けたい場合はさらに単価は上がります。
また他社のチラシとまとめて配る「併配」を条件とすることで、価格を抑えている業者もあります。
②スピード・配布日の指定
次は配布スピードの比較と、配布日の指定についてです。
まず結論から言えば、新聞折込の方が早く配布することが出来ます。
新聞折込は、注文から最短で3日後には折込が完了できるほど、スピーディーです。
休刊日以外は毎日届く新聞なので、1万部でも100万部でも、配布したい日(1日)指定することが可能です。
ポスティングの場合は、一枚一枚ポストに投函するため時間がかかります。
配布する枚数が増えるほどに、配布にかかる期間も長くなります。
そのためポスティングは、△日~▲日のように数日間指定して配布することが基本です。
また悪天候の場合には、チラシが濡れてしまったり、配布効率が落ちたりするため、雨天時のポスティングは行わない会社も多いです。
濡れたチラシを投函して他の郵便物を濡らしてしまい、クレームに繋がる可能性も高くなります。
しかし1ヶ月ほど配布期間を設けることで、通常よりコストダウンしてポスティングしてくれる会社もあります。
急いでチラシを配布する必要がない方は、この方法もお勧めです。
③配布エリア
配布エリアの比較をみてみましょう。
新聞折込は、一日で広範囲に大量配布することが可能です。
ただ、範囲は広くても、配布できるのは新聞を契約している家庭に限られてしまいます。
また町丁単位での指定は通常はできません。
しかし、家が一軒一軒とても離れているような地域でも、「チラシ投函お断り」と書かれたポストや、投函不可のマンションでも、新聞さえとっていれば必ず折り込まれたチラシを届けることが可能です。
さらには、エリアの他に「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」など、新聞の銘柄ごとに入れたい新聞を選び、配布枚数を調節することもできます。
ポスティングは、小さなエリアから広範囲まで、希望の配布エリアを自由に設定できる場合が多いです。
しかし「隣家までは歩いて10分はかかります!」というような
住宅の少ない地域では、かなり料金が高くなってしまったり、ポスティング自体ができなかったりします。
また配布エリア内であっても、ポストに「チラシ投函お断り!」など書かれてあり、ポスティングが出来ない場合もあります。
もし「お断り!」と書かれたポストにチラシを投函しても、反響が期待できませんし、クレームにも繋がりかねません。
④配布媒体
配布媒体の違いをみてみましょう。配布媒体とは、紙質や大きさのことです。
新聞折込では、だいたい70~90kgの一般的な厚さの用紙が使われていて、大きさはB4サイズのものが圧倒的に多いです。
強くアピールしたい場合などは、B3・B2サイズなどを使うこともあります。
A4サイズでも問題はないので、逆にサイズが小さくて、他のチラシより目立つことが出来るかもしれません。
新聞折込で配布できるものはガチガチに決められていると思われがちですが、冊子やサンプル付きのものなども折込が可能です。その場合は、もちろん金額は高くなります。
ただポスティングほど自由度は高くないので、折込会社に注文する時はきちんと確認するようにしましょう。
では、自由度が高いポスティングはどんな媒体が使用できるのでしょうか?
ポスティングで多いのは、A4・B4サイズのチラシです。
しかし郵便受けに入る大きさであれば、厚みのある小冊子やポスター、名刺サイズなどでも配布することが可能です。
水道修理の案内などでマグネット型の広告を見かけることもありますね。
最近ではひとつのポストに何枚ものチラシが入っていることが多いため、差別化を狙ってインパクトのあるチラシデザインをしたり、試供品をつけて配布したりするのもあります。
ただし、試供品やノベルティをつけたり、マグネット型や厚みのある小冊子などの場合は、配布料金が変わってきます。
注文前にしっかりと確認するようにしましょう。
⑤配布枚数
何度も言うのでくどいようですが、新聞折込は新聞を契約している家庭に配布されます。
そのため少ない枚数から多い枚数まで対応することが可能で、1日で1万枚でも10万枚でも配布することができます。
しかし1万枚配布したくても、配布したいエリアに新聞を契約している家庭が8,000世帯しかなければ、2,000枚分は配布することができません。
また近年は新聞購読者が減少傾向にあるので、去年は1万枚配布できたエリアでも、今年は9,500枚しか配布できないというケースもあります。
ポスティングの場合、ポスティング業者によって上限・下限が異なります。
「最低3,000枚以上」などの条件を決めている業者も多いので、注文時はしっかりと確認するようにしましょう。
ただ、配布枚数が多いと、②でも記載した通り、配布に要する期間が長くなるので急いでいる方などは要注意です。
⑥セグメント配布
ターゲットを絞り、選別をして配布することを、セグメント配布といいます。
新聞折込はターゲットを選別して配布することはできません。
もう理由はお分かりですね?
配布エリアに住んでいる、新聞を契約している世帯にだけ配布されるからですね。
昔は新聞を取っている家庭も多かったので、「どんな人にも届けられる!」というのが折込チラシでした。
しかし近年は、特に若い世代の新聞購読者が減少傾向にあり、チラシが届かない可能性もあります。
ではポスティングはどうでしょうか?
ポスティングは「視認可能」な条件に応じてのみ、選別配布が可能です。
例えば、若い世代をターゲットにするなら、地域の特徴を把握して、若者が多く住んでいるマンションにのみ配布することができます。
他にも、「マンションにだけ配布したい」「戸建てのみに配布をしたい」「企業に配布したい」など、様々なターゲティングが可能です。
その分料金は割高になることも多いですが、狙ったターゲットにだけチラシを配布できるため、結果的に費用対効果は高くなります。
ターゲット層のエリアに絞って配布することができるのも大きな特徴ですね。
⑦反響率
折込チラシもポスティングも、各家庭のポストに届くことは同じです。
しかしそこからチラシを手に取ってもらえるのか…
そして手に取ってもらったとしても反響率はどうなのか…
気になるポイントですね。それぞれの反響率をみてみましょう。
新聞折込は、購読者がお金を払って読んでいる新聞に挟まれているので、ほぼ確実に新聞と一緒に家の中まで持ち込んでもらえます。
新聞紙面に興味がある人の中には、チラシを一切見ない方もいるかもしれませんし、他のチラシに紛れてそのまま捨てられてしまう可能性もあります。そのため反響率が高いとはいいがたいです。
しかしその反面、チラシが欲しくて新聞を取っている方もいます。
スーパーや量販店のチラシであれば、主婦が確認する可能性も高いので、反響率が高い傾向にあるのも事実です。
また折込チラシは「束ねて新聞に綺麗に入っている」ので見やすく、広告内容も審査があるので、信頼性も高いです。
ではポスティングの反響率をみてみましょう。
ポスティングの場合は、重要かもしれない郵便物と混ざってポストに入るため、選別も兼ねて家まで持ち帰り、見てもらえるケースが多いです。
ただ、マンションの集合ポストにゴミ箱が設置してある場合、「チラシの内容を一切確認せずにその場で捨てる」という方もいるかもしれません。それでもだいたい一度は家に持ち帰ってみてもらえる可能性の方が高いです。
またチラシがぐしゃぐしゃになってポストに入っていると、そのままゴミとして捨てられてしまう場合も多いので、ポスティング業者の方は丁寧に配布することを心掛けましょう。
反響率としては、ポスティングは必ずターゲットにチラシが届くので、新聞折込よりも反響率は良いと言えるでしょう。
4.おすすめの業種
ここまで新聞折込とポスティング、それぞれの特徴やメリットなどをご紹介させていただきました。
しかしどちらの方が効果的なのかと言われると、チラシを配布する業種によって異なります。
それぞれのおすすめの業種を少しだけご紹介させていただきますね。
新聞折込がおすすめ!
新聞折込は、配布したい希望日がある場合や、広範囲へ配布したい場合がおすすめです。
例)「特売日に合わせてチラシを配布したい!」
「今週末行うイベントの集客をしたい!」
他にも、新聞をとっている世帯には、中高年層やファミリー層が比較的多いというデータもあります。
そのため、不動産や学習塾・スクールのチラシなどもターゲット広告効果が期待できます。
ポスティングがおすすめ!
折込チラシが高めの年齢層がおすすめなのに対して、ポスティングは、美容サロンやフィットネスジムなど、若い世代に向けたチラシがおすすめです。
また宅配サービスや飲食店(特にデリバリーのチラシ)など、全世帯がターゲットとなるチラシも、広告効果が期待できます。
ただどちらも配布するエリアが正しくないと反響率は期待できないので要注意です。
まとめ
いかがでしたか?
新聞折込(折込チラシ)とポスティングについて、それぞれの特徴やメリットは知ることが出来たでしょうか?
どちらが効果的かと言われると、正解はありません。
しかしそれぞれに良さがあるので、その特徴を理解したうえで、どちらを使うのか一番ベストか選択してチラシ配布を行いましょう!
新聞折込とポスティングの両方を行っている業者もありますので、どちらがいいか迷っている方は、相談してみるのもいいかもしれませんね!
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