メニュー表デザインの種類や基礎知識を徹底解説!

2023.04.22

メニュー表デザインの種類や基礎知識を徹底解説!

メニュー表には、来店したお客様に店の情報を伝える役割があります。

シンプルに文字だけのメニュー表でも情報は伝わりますが、写真つきのおいしそうなメニュー表を作ったら、情報がわかりやすくお客様に伝わり、客単価を上げることもできます。
メニュー表がお客に与える効果は絶大です。

ただメニュー表を作るのではなく、戦略的にメニュー表を作ることで、売り上げアップやリピート率を上げられるため、メニュー表制作は非常に重要です。
お店の顔となるメニュー表をこだわって作るために、種類や基本的な知識を徹底解説いたします。

-目次-
1.なぜメニュー表が重要なのか
 >1-1:単価アップや売り上げアップにつながる
 >1-2:売りたいメニューを効率的に案内できる
 >1-3:リピートにつながる
 >1-4:店内とメニュー表を揃えることでブランティングが図れる

2.メニュー表の種類
 >2-1:メニューの種類が多いときにおすすめのブック型メニュー
 >2-2:差し替えが簡単なメニューカバー
 >2-3:水に強いパウチメニュー

3.メニューに載せるべき情報
 >だれもがわかるカテゴリー名
 >読み手の興味を引くようなメニュー名
 >メニューの値段
 >食欲をそそるおいしそうな写真
 >都会や観光地周辺店舗は英語や中国語のメニュー説明

4.メニュー表制作の大まかな流れ
 >4-1:作成したいメニュー表のイメージや制作目的を考える
 >4-2:構成、レイアウトを決める
 >4-3:写真などの素材を集める
 >4-4:メニュー表のデザイン制作をする

5.メニュー表デザイン制作時の注意点
 >5-1:1番目立つ位置におすすめメニューを載せる
 >5-2:文字は読みやすい大きさとフォントで!
 >5-3:1ページにたくさんメニューを載せすぎない

6.メニュー表は自身で制作できる?自身で制作するときのポイント
 >6-1:料理やコンセプトに合っているメニュー表にする
 >6-2:使用する写真にこだわる

7.メニュー表デザインは「パレット制作王国」へ

 1.なぜメニュー表が重要なのか

メニュー表通りでおいしそうであれば、また頼みたいとなる可能性が高いでしょう。
反対にメニュー表はおいしそうだったのに、実際に食べてみてメニュー表通りでなく、おいしくなかったらどうでしょうか。
メニュー表が顧客に与える影響は大きく、リピート率や売上率に関わります。

メニュー表には他にも下記のような役割があるといわれています。

単価アップや売り上げアップにつながる
売りたいメニューを効率的に案内できる
リピートにつながる
店内とメニュー表を揃えることでブランティングが図れる

 1-1:単価アップや売り上げアップにつながる

メニューが写真でわかりやすくおいしそうなら、サイドメニューやドリンクをプラスで頼みやすくなります。
メニューが文字だけなら、量がわからず、少し食べたいなどのときに食べられなかったらと、注文をやめてしまうかもしれません。
写真で量がそこまで多くないとわかれば、頼む可能性もあります。

また料理に合わせたドリンクを楽しむも方もいます。
ドリンクメニューも写真があっておいしそうに見せることで頼まれやすくなります。
コーラやお茶だけでなく独自のドリンクメニューがあるのなら、ドリンクメニューにも力を入れてメニュー表を作りましょう。
料理に合わせたおすすめドリンクを記載するとなおよいです。

おすすめメニューなどは口頭で店員が説明してもよいですが、ランチなどのピーク時に全員に行うことは難しいですし、お客も聞いていない場合があります。
おすすめはメニューに書いておくと見てもらえる可能性があります。
忙しくないときや顧客が聞いてくれそうだったら、口頭で説明してもよいでしょう。

 1-2:売りたいメニューを効率的に案内できる

少し戦略的な話になりますが、お客が頼むメニューを誘導することもできます。
お客が店に来る前から食べるものを決めているときは難しいですが、みなさんは頼むメニューを悩んだときにどうしますか。
おすすめのメニューや人気メニューから頼む方も多いのではないでしょうか。

おすすめメニューや人気メニューは大きく目立つように書かれています。
店側は売りたいメニューを1ページ目などの大きく写真つきで、目立つように書くことでお客を誘導できます。
売りたい商品は大きく書いて目立たせましょう。

 1-3:リピートにつながる

メニュー表どおりだった場合もリピートにつながりますが、季節を感じさせるようなメニューやメニュー表作りもリピート率につながります。
例えば冬用のメニューを作り、それに合わせて冬を感じさせるようなメニューにしたら、「寒くなったからあのお店のあのメニューが食べたい」と潜在的に思い出して食べたくなる可能性があります。

メニュー制作を工夫することによって、リピート率につながる場合があります。
お年寄りの来店が多いのなら、大きい文字の見やすいメニュー作りなどをすると顧客に寄り添っていて親切です。
お店のターゲットに合わせたメニュー作りも有効でしょう。

 1-4:店内とメニュー表を揃えることでブランティングが図れる

店内のコンセプトや提供しているメニューとメニュー表を合わせることでブランディングを図ることができます。
洋食を提供しているのに和風っぽい絵柄のメニュー表だと、ミスマッチです。
洋食には和風ではなく、アメリカンでカジュアルな絵柄のデザインがいいでしょう。
店内とメニュー表を揃えてブランディングを図ることで、お客の印象を強めて記憶に残すことも可能でしょう。

 2.メニュー表の種類

メニュー表のデザインには大きく分けて「ブック型メニュー」、「メニューカバー」、「パウチメニュー」の3つがあります。

 2-1:メニューの種類が多いときにおすすめのブック型メニュー

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多くの飲食店が採用しているのはブック型のメニュー表です。
たくさんメニューの種類があるときにおすすめです。

ブック型のメニュー表の中でも、ホッチキスで留める「中綴じのメニュー表」や、
カシメという留め具で綴じる「カシメ綴じメニュー表」というように綴じ方によって種類が分かれます。

カシメ綴じのメニュー表はラミネート加工されていて、留め具で綴じているため、中綴じのものより丈夫です。
高級感もあるためページ数がそこまでたくさんでない場合はカシメ綴じをおすすめします。

 2-2:差し替えが簡単なメニューカバー

メニューカバーも冊子型のメニュー表です。
ブック型のメニュー表と大きく異なるのは、カバーと中身が分かれているため、中のメニューを交換できることです。
メニューが変わる可能性があるなら、ブック型メニューよりもメニューカバーで作成することをおすすめします。
カバーは使い続けるため、丈夫で高級感のある表紙にされることが多いです。
カバーに使われるのはクロス生地が一般的ですが、木製のメニュー表も作成されています。

中のメニュー表は、ビスを使って綴じる「ビス綴じ」、
スライドするだけで簡単に取り外しができる「レール式」、

穴を開けてひもで固定する「ハトメ留め」、
見開き2ページでメニューを見せたいときに使われる「クリップ式」など綴じ方はさまざまです。

特にハトメ留めは和柄との相性がよく、和食店でよく使われています。

 2-3:水に強いパウチメニュー

ファミレスなどでよく見かけるラミネート式のメニュー表です。
ブック型メニューやメニューカバーは表紙がしっかりしているのに対し、パウチメニューは厚い表紙はありません。
見やすさが重視されているためです。
しかし、ラミネート加工されているため、汚れや水には強いです。

またメニューの数も見開き1枚に収まる程度で、ブック型の物よりも少ない特徴があります。
メニュー数が多い場合にパウチメニューにしてしまうと載せきれなくなります。
キャンペーンメニューはパウチメニューするなどのようにブック型のメニューと併用されることも多いです。

パウチメニューには、1枚タイプ、二つ折りタイプ、三つ折りタイプ、四つ折りタイプがあります。
メニューの大きさは、店によって違いますが、ファミレスなどでは、二つ折りタイプなど、見やすく大きいサイズが取り入れられています。

 3.メニューに載せるべき情報

情報は選定してメニュー表に載せるべきです。
どのような情報を載せたらよいのでしょうか。

 だれもがわかるカテゴリー名

ただ単にメニュー名だけを羅列させてもわかりにくいです。
「ご飯もの」、「サラダ」、「ドリンク」というように、メニューをカテゴリーにわけて記載すると読み手に伝わりやすくなります。
デザインでは情報をまとめて、分けるとわかりやすいといわれているため、だれでもわかるようなカテゴリー名で情報をまとめて、カテゴリーごとにわけてメニューに記載すると読み手がわかりやすくなります。

 読み手の興味を引くようなメニュー名

「ハンバーグ 1,000円」、「オムライス 800円」という記載方法でも情報は伝わります。
しかし読み手の興味を引くようなメニュー名ではありません。
メニュー名はいわば、その商品のキャッチコピーです。
頼みたくなるようなメニュー名を考えましょう。

メニュー数が少なく記載できるのなら、さらに商品やメニューのよさがわかるように紹介文やコメントを載せることをおすすめします。

 メニューの値段

レストランによっては、あえて値段を書かない店もありますが、原則は値段を記載すべきです。
レストランでご飯を食べるとき値段が書いてないメニューを頼みますか。
いくらだろうと頼むのを躊躇する方も多いのではないでしょうか。
値段が書いていないといくらかわからず頼みにくく、読み手にとって親切ではありません。
メニュー表ではわかりやすく読み手に情報を伝える必要があるため、値段は表記しましょう。

 食欲をそそるおいしそうな写真

飲食店なら必ず載せたいのが、写真です。
画質が悪い写真ではなく、きれいでおいしそうな写真だと、売り上げアップにつながります。
料理のおいしさは文面だけではつたわりにくいです。
写真を載せることで、イメージがわき、おいしさを感じられるでしょう。

全部のメニューの写真を載せるのが難しい場合は、売りたいメニューや人気メニューだけでも写真を載せることをおすすめします。

 都会や観光地周辺店舗は英語や中国語のメニュー説明

都会や観光地周辺に店がある場合は、英語や中国語でもメニュー名の記載をするとよいでしょう。
外国人観光客が来たときに、英語があると親切です。
英語が話せない方はなおさら英語表記を記載しておくと、外国人観光客がわからなくて説明しなければならないなどの状況を防げます。
自身が困るのを防ぐためにも記載しておいたほうがよいでしょう。

 4.メニュー表制作の大まかな流れ

初めてメニュー表を制作する方に向けて、ここからはメニュー表制作の大まかな流れをご紹介します。

わかりやすいメニュー表を制作するには、以下のような流れで行うとよいといわれています。

①作成したいメニュー表のイメージや制作目的を考える
②構成、レイアウトを決める
③写真などの素材を集める
④メニュー表のデザイン制作をする

 4-1:作成したいメニュー表のイメージや制作目的を考える

メニュー表を制作する前にどんなデザインにしたいのか、イメージやメニュー表を作る目的を考えましょう。
いきなりメニュー表を制作しても、考えやアイディアがまとまりません。
思っているデザインにできなくて、また1からやり直すなどのことがないようにある程度考えて、構成や使う素材、イメージなどを決めてから作ります。

またターゲットを絞ると作るべきメニュー表のイメージやデザイン、載せる必要がある情報を選定できます。
ターゲットや目的を考えて、どんなメニュー表にするのかを決めましょう。

 4-2:構成、レイアウトを決める

ターゲットや目的が考えられたら、構成やレイアウトを決めます。
大まかでかまわないので、どこに何を書くかを記します。
設計図など絵や図にして書くとわかりやすいです。

また構成やレイアウトに悩んだら、インターネットでメニュー表を検索してみてください。
レイアウトだけでなく、写真の使い方やイラスト、フォント、色使いなども参考になります。

 4-3:写真などの素材を集める

構成やレイアウトが決まったら、写真やイラストなど必要な素材を集めます。
素材は、写真、イラスト、フォントなどがあります。
素材集めは自身で素材を作るか、使用許可がおりているフリー素材を使う方法の2つがあります。

複数のサイトからフリー素材をダウンロードしてもよいですが、このとき、イラストや使う素材のテイストを揃えるようにしましょう。
モダンなデザインなのに、イラストがファンシーなものだとテイストが合わなくなるため、よくありません。
テイストは合わせるようにし、全体で統一感が出るようなメニューにしましょう。

 4-4:メニュー表のデザイン制作をする

素材が集められたら、実際にメニュー表のデザイン制作に入っていきます。
他店舗のデザインやインターネットでの検索を参考に作成して、作ってみてください。

近年ではアプリケーションを使用し、簡単に誰もがデザイン制作を行えるようになりました。
テンプレートが豊富で、文字を入れ換えるだけで、自作のおしゃれなメニューが完成します。

 5.メニュー表デザイン制作時の注意点

ここからは、メニュー表デザイン制作時の注意点についてお伝えします。

注意点は3つあります。

◎1番目立つ位置におすすめメニューを載せる
文字は読みやすい大きさとフォントを使用する
1ページにたくさんメニューを載せすぎない

 5-1:1番目立つ位置におすすめメニューを載せる

おすすめメニューや人気メニューは1番上に大きく記載するなど目に留まりやすい位置に、書くとよいでしょう。
目立つ位置におすすめメニューを載せることで、自然と注文の誘導ができます。

また読み手の目線を考えて作成するとよいでしょう。
居酒屋では縦書きのメニューもありますが、横書きのメニューがほとんどです。
横書きなら、左上からアルファベットの「Z」を描くように読まれることが多いです。

ただメニューを羅列させるのではなく、目線まで考えて、おすすめメニューなどをレイアウトすると、さらに戦略的に考えられたメニュー表が仕上がります。

 5-2:文字は読みやすい大きさとフォントで!

例えば、英語の筆記体で「Menu」と書いたとしましょう。
なんとなくわかるかもしれませんが、一目見て理解するのは難しいと思います。
また小さい文字でびっしり書かれているメニューはどうでしょうか。
非常に読みにくく、何のメニューなのかがわからないとお客様が注文時に困ります。

写真だけのメニューも同じです。
例えばセットのメニューだとして、写真だけだと何がついてくるのかよくわからない可能性があります。
説明がなければ、何がついてくるのかわかりにくいです。
写真はわかりやすくするために必要ですが、写真だけだと何かがわからないことがあります。
説明も併せて必要です。説明やメニュー名は読みやすいサイズとフォントにする必要があります。

 5-3: 1ページにたくさんメニューを載せすぎない

1ページに載せられるだけ、メニューを記載、写真を掲載すると思いますが、デザインには余白が必要不可欠です。
たくさんメニューを載せすぎると、お客様もどれを選ぼうか迷ってしまいます。
メニュー数自体は少ないよりは多いほうがよいですが、選ぶ時には「アダ」となります。
1ページにたくさん載せすぎないようにし、お客様がメニューを決めやすくしましょう。

 6.メニュー表は自身で制作できる?自身で制作するときのポイント

メニュー表は自身や自社で制作できます。
アプリケーションやパソコンソフト、メニュー作成サイトなどを利用して、簡単にメニュー作成ができます。

初めてメニュー表を制作するなら自身で行ってもよいでしょう。
しかし、本格的なメニュー表が作りたいとのなら、外注でメニュー表制作を行うのがおすすめです。ここからは自身でメニュー表を制作するポイントを2つ紹介します

 6-1:料理やコンセプトに合っているメニュー表にする

メニュー表制作を自身で行う際に最も重要なのは、店のコンセプトや料理メニューに合ったメニュー表制作です。
和食レストランなのに、派手な色を使ったカジュアルポップなメニュー表だとどうでしょうか。
和食レストランなら、和柄や落ち着いた色味のメニュー表のほうがマッチするでしょう。
コンセプトやターゲットに合わせて、デザインを考えると良いでしょう。

またオレンジだと元気など色の持つイメージや春なら桜のピンクや冬だと雪の白など季節に合わせた色使いをするとよいでしょう。
色から受けるイメージの影響が強いため、与えたいイメージに合わせた色選びをすることがおすすめです。

 6-2:使用する写真にこだわる

メニューでとても大事な役割を担っている写真はこだわりましょう。
色味や画質がよいものを使用し、おいしそうに見える写真を選んでください。

メニューに使用されている写真の画質が悪く、おいしそうに見えなければどうでしょうか。
恐らく注文したいと思うお客はいないでしょう。

メニューを作成するのは情報をわかりやすく読み手に届けて、注文してもらうためです。
画質がよいおいしそうな写真を使うことで、注文率をあげられたら、効果的なメニュー表制作が行えています。
効果的なメニュー表制作のためにも使用する写真は重要です。

写真を自身で撮るときは以下のポイントに気をつけるとよいとされています。

◆料理にピントを合わせる
◆背景をシンプルに
◆縦と横の写真を撮っておく
◆バランスよく
◆逆光で撮るとよい

写真はもちろんプロに依頼したほうが良い写真が撮れますが、上記のような点に気をつけると、凝った写真に仕上がります。

 7.メニュー表デザインは「パレット制作王国」へ

「メニュー表のデザインがどうして重要だといわれているのか」、「メニュー表デザイン制作の流れ」、「メニュー表デザイン制作時の注意点」などをご紹介しました。
自身で作れなくはないですが、メニュー表は店の顔であり長く使うため、プロに依頼して作ってもらうほうがよいでしょう。

名古屋市周辺でメニュー表制作をお考えの方は「パレット制作王国」へお任せください。
メインメニューを載せるブック型メニューから期間限定メニューで使われることが多いパウチメニューまで取り扱っております。
お客様のゴールから売れるメニューデザインのご提案をさせていただきます。

ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

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