見やすいチラシのレイアウトのコツ10選!フォントや配色も
2024.06.24
宣伝に効果的な見やすいチラシを作成するには、単に情報を詰め込むだけでは不十分です。
見やすいチラシの多くは、レイアウトのコツを取り入れて作られています。
本記事では見やすいチラシ作りのためのレイアウトのコツ10や、フォントの選び方や配色の工夫について紹介します。
見やすいチラシの基本
見やすいチラシとは何かと聞かれたら、みなさんはどういったものをイメージするでしょうか。
見やすいチラシとは知りたい情報が整理されており、見ていて自然に情報の流れが掴めるものが多いです。
以下では見やすいチラシの基本的な2つの要素を解説し、さらに見やすいチラシを作るための具体的なコツを紹介します。
伝えたい情報が整理されている
見やすいチラシの基本的な要素のひとつは、情報が整理されており見る人に伝わりやすくなっていることです。
紙面のサイズが限られているチラシにおいて、無闇矢鱈に情報を載せるのは得策ではありません。
伝えたい項目を絞り、確実にターゲットに届くようにしましょう。
視線の流れを意識したレイアウトである
見やすいチラシを作るために意識すべき基礎項目の2つめは、視線の流れを意識してレイアウトを組むことです。
人の視線の動きにはパターンがあります。その流れに沿って情報を配置すると、自然で見やすいチラシになります。
見やすいチラシを作るためのレイアウトのコツ10選
レイアウトデザインには多くのコツがあり、それぞれの項目に気をつけると非常に見やすいチラシが作れます。
以下では、見やすいチラシを作る上で欠かせない10個のコツについて紹介します。
コツ1:文字や図のラインを揃える
専見やすいチラシを作るためのレイアウトのコツとしてもっとも重要なことは、文字や画像の高さや配置のラインを揃えることです。
チラシに限らず紙面を作る上で当たり前と思われがちですが、それだけ見やすさに影響する重要なことです。
文字列の文頭がバラバラだったり、画像の大きさが揃っていなかったりするチラシは、ごちゃごちゃして非常に見づらいです。
読みやすいチラシを作るには、まず文字の文頭や画像サイズ、レイアウトのルールを揃えてみましょう。
コツ2:情報ごとにグループ分けをする
関連する情報をグループごとにまとめてレイアウトすることも、見やすいチラシを作るためのコツです。
関連する情報がバラバラに配置されていると、見にくいだけでなく情報を理解しづらくなります。
関連するテキストや画像は、できるだけ近く同士に配置しましょう。
グループごとに背景の色を変える、まとまりごとに枠で囲む、それぞれのグループに見出しをつけると、よりまとまりが強調されて見やすいチラシになります。
コツ3:重要な情報にはコントラストをつける
重要でとくに目立たせたい情報にコントラストをつけて紙面に変化を加えることも、見やすいチラシを作るためのレイアウトのコツです。
チラシ全体のテキストが同じ文字サイズや文字色で書かれていたら、何が重要な情報なのかわからなくなってしまいます。
こうした事態を避けてわかりやすく情報を伝達するためにも、重要な項目にはコントラストをつける必要があります。
文字のサイズを大きくしたり、文字色を赤や黄色など目立つ色に変えたりすることで、伝えたい情報を目立ちやすくできます。
コツ4:Z導線、N導線で情報を配置する
見やすいチラシを作るためのレイアウトのコツの4つめは、Z導線やN導線と呼ばれる視線の導線上に情報を配置することです。
人が印刷物を読むときの視線の動きには、パターンがあります。横書きの場合は左から右へ上から下へと、Z導線上に視線が動きます。
また、縦書きの場合は上から下へ右から左へと、N導線上に視線が動きます。
見やすいチラシを作りたいときは、この自然な視線導線に合わせて情報を配置するのがおすすめです。
動線のスタート地点の最も視線が留まる場所に重要な情報を配置したり、導線の流れに合わせて伝えたい情報を順番で配置したりすると、見やすいチラシが作れます。
コツ5:色の配分比率に注意する
翻使う色それぞれの比率に気を配ることも、見やすいチラシを作るためのコツのひとつです。
チラシに限らず印刷物のレイアウトデザインにおいて、配色のバランスは「70:25:5」がベストといわれています。
背景など、ほかの色の支えとなるベースカラーは70%、会社のロゴやイメージなどを連想させるメインカラーは25%、メリハリをつけるためのアクセントカラーは5%の比率を意識すると、見やすい色合いのチラシが作れます。
配色のバランスだけでなく、使用する色も業種によっておすすめが異なります。
飲食業は食べ物や温もりをイメージさせる赤や黄、オレンジなどの暖色系、美容関係なら女性らしいピンクやパステルカラー、医療や福祉関係なら清潔感や爽やかさのある淡い緑や青、製造業の場合は資材感や信頼感をイメージさせるブラウンやグレーなどのダークトーンがよく使われます。
コツ6:伝えたい情報がイメージできる画像・イラストを配置する
見やすいチラシを作るためのコツは、画像やイラストを使う際に伝えたい情報がスムーズにイメージできるものを使うことです。
画像やイラストは、取り入れるだけでチラシを見る人の目を惹きます。
そのため、よりチラシの内容をイメージできる画像やイラストを使うことが重要です。
たとえば、小売店のセールのチラシなら目玉商品を大きく掲載したり、飲食店の新規オープンのチラシなら店内の内装やおすすめメニューの画像をメインに配置したりすると、ひと目見ただけで内容がすぐにわかるチラシとなります。
コツ7:適度に余白を取り入れる
適度に余白を取り入れて、紙面をスッキリ見せましょう。余白の有無や大きさは、デザインの印象を左右するほど重要な要素です。
余白を取り入れる場所は、字間や行間、グループ内の枠線と見出しや見出しとテキストなどの余白、テキスト同士やテキストと画像などグループ間の余白、チラシの四方の余白などです。
このような場所に余白があると、それぞれの情報の視認性が高まり、わかりやすいチラシになります。
コツ8:伝えたいイメージにあわせたフォントを使用する
テキストを表示するために使用するフォントにこだわることも大切です。
書体のデザインを表すフォントにはさまざまな種類があり、日本語だけでも650以上の数があります。
見やすいチラシを作るためには、数多くあるフォントの中からチラシの内容に合ったものを選ぶ必要があります。
たとえば、見やすさにこだわるならゴシック体、高級感や上品さを表現したいなら明朝体、美容関係など女性向けの宣伝なら手書きフォントを使うのがおすすめです。
コツ9:フォントや字のサイズに統一感を持たせる
文字のサイズやフォントを揃え、統一感を持たせましょう。
文字のサイズや使用するフォントがバラバラだと、紙面がごちゃごちゃしてしまい視認性が悪くなります。
チラシを作るときにおすすめな文字のサイズは、本文は9ptから18pt、見出しはその1.2倍から1.5倍程度だとバランスがよくなります。
また使用するフォントは、ゴシック体や明朝体、筆書体、手書きフォントなどがおすすめです。
コツ10:キャッチコピーで惹きつける
見やすいチラシを作るための最後のコツは、チラシを見ている人を惹きつけるようなキャッチコピーを使うことです。
キャッチコピーは、短い文章でチラシの内容を伝え、見ている人の興味を惹く重要な役割を果たします。
キャッチコピーは、わかりやすく簡潔且つターゲットの心に刺さるメッセージを意識しましょう。
具体的な数字や実績を載せる、意外性を盛り込む、疑問形で問いかけるなどのテクニックを使うと、人の興味を惹くキャッチコピーが作れます。
見やすいチラシを作る基本の流れ
カ見やすいチラシを作るには、段階に沿って作成を進めていく必要があります。
ここでは、見やすいチラシを作るための基本の流れを紹介します。
ターゲット設定とチラシの方向性の検討・決定
見やすいチラシを作るためにまずすべきことは、ターゲットを設定してチラシを作るための目的や方向性を明確にすることです。
チラシを見てほしいターゲットやチラシを作る目的が明確になっていないと、どのような情報を載せたらいいのか、どういったデザインにしたらいいのかを決められません。
チラシを作るときは、ターゲットや方向性を事前に決めておきましょう。
チラシの大枠の決定・素材の準備
チラシのターゲットや方向性が決まったら、載せる情報やレイアウトなどの大枠のデザインや、使う素材の準備をしましょう。
チラシのターゲットや目的に合わせて載せる情報の取捨選択をしたり、どのような画像を使うか選定したりして、おおまかなデザインを決めます。
チラシのデザイン制作
チラシの大枠や使用する素材の準備ができたら、いよいよデザイン制作をします。
テキストや画像の配置の流れ、文字のフォントやサイズ、画像の大きさ、全体の配色などをバランスを見ながら決めていきます。
チラシの印刷
チラシのデザイン制作が終わったら、印刷をして配布します。文字と画像のバランスやチラシの色味などが想定どおりか確認をしてから、印刷を進めましょう。チラシの配布後は効果測定を行うと、宣伝効果を分析できます。
見やすいチラシを作るために押さえるべきポイント
見やすいチラシを作るためには、掲載する情報の内容やレイアウトの決め方にも気をつける必要があります。
以下では、見やすいチラシを作るためのポイントを4つ紹介します。
ターゲットと目的を明確化する
見やすいチラシを作るために押さえるべきポイントの1つめは、チラシを作るターゲットと目的を明確にすることです。
ターゲットや目的が明確でないと、どのような情報を載せたらいいのかまとまらず、何を言いたいのかわからないチラシになってしまいます。
チラシを作るときはターゲットの性別、年齢、困っていることやニーズなどを決めましょう。
伝えたい情報の優先度を決める
見やすいチラシを作るための2つめのポイントは、伝えたい情報の優先度を決めて掲載することです。
紙面のサイズが限られているチラシには、載せたい情報のすべてを載せられせん。
そのため伝えたい情報は取捨選択して、優先度順に目立つようにレイアウトすることが大切です。
イラストや画像を適度に活用する
イラストや画像も適度に取り入れることも、見やすいチラシを作るためのポイントです。
イラストや画像などのテキストでない要素は人の目を惹きやすく、アイキャッチのような役割を果たします。
見やすいチラシを作りたいときは、チラシの内容と関連のあるイラスト、商品の画像を入れるのが効果的です。
イラストや画像があるチラシは、パッと見で内容が掴めてわかりやすいです。
数パターンのレイアウトを比較をする
見やすいチラシを作るために押さえるべき4つめのポイントは、レイアウトのパターンを複数用意して比較検討することです。
レイアウトデザインの正解はひとつではありません。チラシのターゲットや目的が同じでも、作る人によって提案するデザインは異なります。
そのため、チラシを作るときはいくつかのレイアウトパターンを考えて、どのデザインがいいか見比べながら決めるのがおすすめです。
複数のレイアウトを検討することで作られたチラシは、より洗練されたデザインになります。
見やすいチラシの作成事例
以下では、実際に作成された見やすいチラシのデザインを紹介します。ぜひチラシを作るときの参考にしてください。
イメージが伝わるチラシのデザイン
お家の写真を全面に使用して、どのような住宅を作っているかをわかりやすく伝えているデザインのチラシです。
間取りや内観の画像も多用して、よりお家のイメージが掴みやすくなっています。
情報分けしたチラシのデザイン
複数のメニューをグループごとに分けて、見やすいデザインにした飲食店のチラシです。
メニュー画像の大きさや掲載方法、その下に表示したテキストの色やフォントなどのデザインルールを揃えて、直感的に内容を理解できるチラシになっています。
まとめ
本記事では見やすいチラシを作るためのレイアウトのコツや、フォントの選び方や配色の工夫について紹介しました。
見やすいチラシを作るには、内容に合わせてフォントを選び、配色の比率をベストなバランスである「70:25:5」に当てはめて決めるのがおすすめです。
さらに基本的なポイントとして、情報をグループごとに整理して配置したり、人の視線の流れのパターンに沿って情報を並べたりすることも効果的です。
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