パンフレットの翻訳版を作成するべき理由と依頼するときのポイント
2024.06.28
パンフレットの翻訳は、翻訳スキルだけでなく表現力の高さなども求められます。
商品やサービスの魅力が海外の読み手にしっかりと伝わるようにしなければなりません。
今回は、パンフレットの翻訳版を作成する際の翻訳会社の選び方や翻訳のポイントについてご紹介します。
パンフレットの翻訳版を作成するべき理由
パンフレットは、商品やサービスについて正確な情報を提供できるツールです。
たとえば、2つの製品のうちどちらがよいか比べて検討する際に、一方は日本語のままのパンフレットしかなく、もう一方は現地語に翻訳されているパンフレットが用意されている場合では、後者のほうが海外の消費者から選ばれる可能性が高くなるでしょう。
私たち日本人も、外国メーカーの商品やサービスを利用する機会があった場合、日本語に翻訳されたパンフレットがあると安心して購入を検討できます。
そのため、パンフレットの翻訳版を作成することは、海外の市場で競合他社よりも優位にたち、消費者にも安心して購入を検討してもらうための必須事項といえます。
パンフレットの翻訳は自社でやるべきか外注するべきか?
パンフレットの翻訳には、商品やサービスの魅力を伝えるための高いスキルが求められます。
自社内に専門的な翻訳スキルを持ったリソースがない場合は、外注することをおすすめします。
パンフレットの情報量は多いため、テキストを簡潔にしてわかりやすくまとめる必要があります。
また、専門性の高い分野の商品やサービスの場合は、翻訳の難易度も高くなることが考えられます。
さらに、複数の言語の翻訳版を作成しなければならない企業もあるでしょう。
これらの理由から、パンフレットの翻訳はプロに任せるほうがハイクオリティな内容が期待でき安心です。
パンフレットの翻訳を外注する場合の選び方
翻訳サービスを提供している企業はたくさんあります。
以下で紹介する点に注意して最適な企業を選びましょう。
自社商材に関する実績のある企業を選ぶ
翻訳を依頼する場合は、自社の商品やサービスの分野に関する実績がある企業を選びます。
専門性の高い分野では翻訳の難易度も上がるため、実績がある、またはその分野に強みがある企業を選ぶと精度の高い翻訳が期待できます。
多言語翻訳が可能な企業を選ぶ
英語や中国語への翻訳ができる企業は多いため、探すのに手間はかかりません。
しかし、複数の言語に翻訳が必要な場合は多言語翻訳が可能な企業を選びましょう。
将来的に他の海外へ進出する可能性がある場合にも、改めて企業を探す手間もかからずにすみます。
DTPサービスを扱う企業もおすすめ
DTPサービスを扱っている企業もおすすめです。
パンフレットを翻訳した場合、日本語とテキストの分量が変わることがあり、レイアウトを調整する必要性も出てきます。
DTPサービスも同時に行ってくれる翻訳会社に依頼できれば、翻訳後のレイアウト修正の手間を省けるためおすすめです。
パンフレットの翻訳をする際のポイント
パンフレットを翻訳する際、おさえておきたいポイントをご紹介します。
言語を置き換えただけの翻訳は避ける
パンフレットの翻訳は、言語を置き換えるだけでは意味がありません。
読み手にしっかり魅力が伝わり、情報を理解してもらえる内容にする必要があります。
そのためには、翻訳のスキルだけではなく、その言語での表現力が求められます。
文章を直訳しただけでは十分に魅力が伝わらず、読んでもらえない可能性があります。
パンフレットを翻訳する際は、訴求ポイントを正確に伝えられる表現力が必要です。
ターゲットの特徴を反映させる
同じ商品やサービスを紹介するパンフレットであっても、国内ユーザーと海外ユーザーでは、求めている情報が異なるケースがあります。
そのため、パフレットの掲載内容をそのまま翻訳するのではなく、ターゲットの特徴を反映させた内容にすることがポイントです。
日本語パンフレットと同様のバランスに仕上げる
パンフレットではタイトルや写真、イラスト、テキストなどそれぞれのバランスが大切です。
しかし翻訳することで、日本語との文章のボリュームが異なることがあります。
スペースに収まらない、余白ばかりになってしまってバランスが崩れるケースも少なくありません。
そのため、ひとつの文章の長さやブロックごとのボリューム、改行の位置など、文章のバランスに配慮する必要があります。
マーケティング視点を反映させる
パンフレットは情報を掲載するだけのものではありません。
商品やサービスを掲載するパンフレットの場合は、読み手の購買意欲を向上させるような内容にする必要があります。
マーケティングの視点を取り入れて、読み手のニーズを読み取りそれに応えられるような情報を掲載できれば、集客や購買につながるでしょう。
専門用語を適切に使用する
商品やサービスが専門分野のものを扱っている場合、パンフレットに掲載する単語や言い回しなどは専門用語が使われます。
専門分野での翻訳実績のある会社に依頼するのがベストですが、依頼する際は専門的な単語や言い回しなどをまとめ、それらの意味を添えた資料を提出しましょう。
翻訳者の専門用語に対する理解が深まり、より精度の高い翻訳につながります。
言語別に翻訳版を作成する
パンフレットをいくつかの言語で翻訳する必要がある場合、それぞれ言語別にパンフレットを作成します。
コスト面を考慮した場合、英語や中国語、そのほかの言語をすべてまとめてパンフレットの中に入れる方法もあるでしょう。
しかし、ひとつのパンフレットに多言語をまとめてしまうと、読み手にとっては不要な情報がたくさん盛り込まれたパンフレットになってしまいます。
反対に言語別に翻訳されていれば、読み手にとって必要な情報量のみとなり、理解度も深まります。読み手の目線に立って考えれば、言語別に翻訳版を作成しておくほうが望ましいでしょう。
外国人に向けたコンテンツとして作成する
日本語を翻訳するだけではなく、外国人に向けたコンテンツとして作成することも必要です。
たとえば、観光エリアを紹介するパンフレットの場合、日本語版では紹介されないような一般的な場所やものでも、外国人にとっては魅力的で人気の高いスポットとなることもあります。
日本人にはさほど需要がなくても、外国人の集客効果がある場合は大々的に取り上げることも必要であり、掲載内容を変えるほうがよいケースもあるでしょう。
パンフレットの翻訳を外注する場合の費用相場
パンフレットの翻訳を外注する場合の費用相場についてご紹介します。
費用の相場は言語によって異なります。
翻訳する文字数や単語数の単価が決まっているケースが一般的です。
言語の種類 |
日本語を翻訳した場合費用相場(1文字あたり) |
日本語→英語 |
~15円ほど |
日本語→中国語 |
~10円ほど |
日本語→韓国語 |
~10円ほど |
日本語→ヨーロッパ諸国 |
~20円ほど |
もっとも機会が多い英語をベースにみてみると、日本語から英語への翻訳は~15円ほど(1文字あたり)です。
中国語や韓国語は~10円ほど(1文字あたり)となり、英語よりも比較的コストを抑えて翻訳が可能です。
一方、ヨーロッパ圏の言語では~20円ほど(1文字あたり)と、英語と比較すると割高となります。
まとめ
近年では翻訳アプリなどの機能も充実しており、プロに依頼しなくてもよいのではと考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、言語を置き換えただけの翻訳では意味がありません。
さまざまなポイントに注意して翻訳し、読み手にしっかりと内容や魅力が伝わるようなパンフレットにしましょう。
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